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原発の仕組み

物理的な原理については他のサイトに譲るとして、実際に原子炉の運転とは何をしているのか、原子力のしくみをご説明します。

→読み終わったら、冷却と発電のしくみ
燃料を作る 金属ウランであれば天然のものでも核反応を起こせます。ちなみにチェルノブイリは金属でした。原子炉の温度が高温であるほど発電効率は良いのですが、金属は熱に弱く、温度を上げることが出来ません。そこで日本の原子炉には熱に強い”磁器”のウランが燃料として使われています。

磁器の成分はウランの酸化物です。磁器にすることでウランの濃度が薄まり、核反応が起きなくなります。そこで、核反応を起こすために必要な分だけ濃縮するのです。


炭に例えると(↑スミ)
燃料を組み込む 核反応を起こすためには一箇所に十分な量の燃料を詰め込む必要があります。制御棒を間にはさみ反応が起こらない状態にしたところで、その間に燃料を入れていきます。

COGEMA
パンフレットより転載

炭をくべる
火をつけたときに空気がよくとおるように

点火 集めた燃料から、最初にカリホルニウム等の中性子源を入れ、核反応を起こします。


火をつける
マッチにあたるのがカリホルニウム

火力の調整 制御棒を抜いているところで、核反応が起きます。制御棒の挿入量を変化させて火力を調整します。
空気を吹き込む
火力を弱めるために通気孔を閉じてやったりする
湯を沸かす 核反応によって出たエネルギーで水を暖めます。核反応は、水蒸気が多いところでは起こりにくくなり、水が多いところでは、起きやすくなるやすくなる性質があります。この性質により核反応が一定に保たれるのです。原子炉が定常運転している限りは人が制御する必要性はありません。
お湯を沸かす
空焚きをしたら
炭でも危ないゾ!
消す 制御棒を挿入すると、核反応が止まります。
砂をかける
→読み終わったら、冷却と発電のしくみ

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