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医療への利用

放射能、放射線と言うと見えないから怖いと言う声があります。しかし、裏返せば見えないくらい少ない量の物質でも扱えると言うことでもあります。医薬品に応用したり、検査器具として用いれば結果的に人体への負担が小さい場合もあるのです。
ポジトロン検査

放射性ヨウ素、リン、テクネチウムなどの元素を内服、ないし静脈注射し、検出される放射線により体内を診断します。

レントゲン検査 X線を体に照射し、骨や脂肪の吸収の違いから写真を作ります。
DNA解析

DNAを分解し、放射性リンと反応させます。電圧をかけた水槽中に入れると、小さな分子ほど遠くに移動するという性質があります。大きさごとに量を数え、当てはまるDNA配列を決定するわけですが、あまりに量が多く、手で数えることは出来ないため放射線の強さで判断していきます。


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