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劣化ウランとは

原子炉には濃縮ウランが使われています。
天然のウランには核分裂を起こすものと起こさないものが混じっています。核分裂を起こすウランが多ければ多いほど、核反応が起こりやすいため、原子炉では核分裂を起こすウランをかき集める「濃縮」を行っています。

核分裂を起こすウランをかき集めれば、当然その分だけ核分裂を起こさないウランがあまることになります。この余ったウランを劣化ウランと呼んでいます。

ウランは水の19倍、鉛の1.7倍という非常に重い物質です。(密度比)

・飛行機のバランサーとして用いられます
・小さな弾でも威力が強くなるので砲弾として用いられます。
・β線やγ線は質量に応じて減衰するため、放射線遮蔽材として用いられます。

劣化ウランは天然ウランより放射能は低くいものの、濃縮ウランの供給に応じて生まれてくるため、新たな利用先が求められています。


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