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水力発電 水車をタービンとして回し発電を行います。山の多い日本では、戦前に主要エネルギーとして発達ましたが、海外に産業基地を求めた朝鮮政策の影の主役でもあります。 10秒程度の出力変動に対応することが出来ます。 水を遮断する際、ウォーターハンマー現象がおこり、設備に大きな力がかかります。そのため発電設備が破壊されるのを避けるため、貯水池側に整流板を設置しています。また、タービン上にエネルギーをためるコイルを設置することで、巨大なタービンが空回りによって損傷することを避けています。急激な出力変動に対応する優れた設備を備えていると言えます。 カナダなどの山と水の豊富な地方では今でも主力電源として開発されています。 揚水発電 基本は水力発電ですが、電力が余っている時間帯に水をポンプで池にため、足りないときに発電を行う、いわば電気をためる設備です。巨大な電池と考えればいいでしょう。日本は一日を通じて非常に電力消費量の増減が激しい国です。原子力発電所を新設した場合、揚水発電設備二つが必要であるといわれています。
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